先日はこの時期らしくエアコンの工事へ行ってまいりました。
と言っても、交換や新設といったものではなく、
「ベランダの防水を新しくするので室外機を一度切り離して、工事期間中だけ室外機と冷媒配管を作業の支障のないところに移動してほしい」と、リフォーム会社さんからのご依頼でした。
完璧な防水をするにはやはりエアコンの室外機の足の部分がどうしても、防水塗装できないことが有ります。
配管の取り回しや室外機の重量によっては防水業者さんがそのまま吊り上げるようですが、今回は2台。しかも1台は14畳クラス。
室外機本体も吊り上げておくには危険ということでお声がかかりました。
かな~り古い機器でしたが、無事に冷媒ガスを室外機に閉じ込めることが出来(基本的には本体が正常に動かないと、この作業が出来ません)、配管を切り離し。室外機をベランダから移動。
作業に目処がつき、お客様とお話していると「このエアコンも古いよね~」と言うお話をされたので、
正直にお話させていただきました。
実は設置されたいたエアコン2台は約20年前のモデルでして、現在ルームエアコンでは使用されていない冷媒ガスで故障時ももちろん対応外。補給部品もとうにありません。
本来であればベランダの防水塗装が目的でありますので、費用をかけたくないのも非常に分かります。私の作業も無償ではありませんし。
特に2台のうちの1台は、内機が3階で外機が2階という組み合わせ。既設の配管の設置条件により、どうしてもハシゴの作業となってしまいます。
正直なところ新品への入れ替えが妥当ですが、そこは本来の目的ともまた逸れてしまうし、ハシゴ作業となってしまうため、金額的にも作業的にも通常のエアコン工事とは少し異なります。
リフォーム会社さんへ連絡し、「ハシゴ作業が発生してしまう1台は今のまま復旧、もう1台は新品へ入れ替え」ということでお話がまとまり、後日御見積を提出致しました。
そして、御見積を提出した数日後、お返事がありました。
私どもの御見積は通らず、他社さんで交換を行ったそうです。
(つづく)