効率=メリット??
少し前のお話ですが、お台所の棚下灯の交換をしてきました。
かなり古い器具。
お客様もご高齢でこの先のランプの交換も大変なのでLED器具の交換をご提案いたしました。
新しい器具はキレイですね。
既設の照明器具のコンセントより延長コードを出していたのですが、
お話を伺うと近くに水切りカゴを置いたりと少し危ない使い方。
新たに工事用のケーブルでコンセントを増設致しました。
これで安心。引き続き濡れた手などでコンセントにさわらないよう注意してくださいね。
実はこのお客様お近くの方でして、事務所開設準備当初から僕のことを気にかけてくれていた方。
それもあってか??今回の作業中、色々とお話いただきました。
お一人でお住まいですが、徒歩圏内(とは言っても本人はとても歩いていけない距離)にお子さん、お孫さん、ひ孫さんも住んでいる。
自分で電球の交換などは出来ず、いつも家のことはご家族の方を呼んでやってもらっている。
いまだに黒電話、、、などなど、、、。
今回のLED器具への交換でランプは長寿命になります。
「これでご家族の方を呼ばなくて済みますね!」な~んて言いたくなりそうです、、、が、
実は本当にこれで良かったのかな?と思っています。
確かにLEDは使う電力量や発光部の寿命、最近は色の演色性も上がり、かなりメリットはあります。
照明器具の交換などでLEDを選択することは、デザインを重視する場面以外でほぼ「常識」となってきました。
しかし、全ての面においてメリットがあったのかなと、、、、。
今回のお客様は比較的ご家族とコミニケーションを取り、ご近所の方とも上手にお付き合いされている方。
ですが、本当は家族に会いたいのに、その「きっかけ」が無く呼びづらい、、、
と、ご高齢の方の中には自分の言いたいことを言えずにいる方もいます。
そういう時にお家のお困りごとが出来ると、それが「きっかけ」になり気兼ね無くご家族を呼べるんですよね。
電気のことを通じて、ご高齢の方の生活をサポートさせていただきますが、一番大事なのは家族の支えです。
僕も御見積をお渡しする際には「良かったらご家族の方とも相談してみて下さいね~」と家族が集まることの多い週末を意識して、お渡しすることも有ります。
なんでもかんでもメリット。効率化。無駄の排除。これらを優先してしまうと、生活の中の何か大事なものを忘れてしまいそうです。
そんなことをこのお方のお話でハッとさせられました。
技術・知識面はもちろんですが「話の出来る」電気屋さんてのも重要です。
この辺りは僕も年と共に経験を重ねていきたいと思います。
それではまたー!
■
トイレのリフォームをしている業者さんから「コンセント」を増設してほしいと連絡をいただき、行って来ました。
古い壁紙がこんにちわしてました。花柄のクロス最近見ませんよね~、なんだか懐かしいです。
作業中。
ボードくずは掃除が大変なので、床面は養生。
作業する箇所は事務所内のトイレなので外履きで良かったのですが、靴自体が汚れると廊下まで真っ白になってしまうので中履きに履き替えてます。
石膏ボードでの壁の立て方は色々とあるのですが、こちらは通称「GL」でした。
GLボンドという(製品名)接着剤をコンクリート面へダンゴ上に貼り付け、そこに石膏ボードを貼り付ける方法。
ちなみに内装関係ではない業者の方に「GL」と言うと他の意味に取られます、、、。
同業の方にも「壁GLですよ~」と言ってもたまに「ポカーン」とされます、、、。
話を戻しまして。このGL施工の場合、追加配線に一手間かかります。
ちょうどボード裏のダンゴ(接着剤)のない箇所を配線するのであれば隠ぺい配線が可能ですが、そのダンゴはカチカチに硬化してまして、、、。
位置もダンゴの量や潰れ具合により隠ぺい配線の可・不可の判断が難しいんです~。
要はダンゴの間を狙って配線しないと壁裏に線が隠れないんです。
ですが、今回は化粧タイルを仕上げに張るというので最初からミゾ状に開口し配線という指示。
こちらは既設コンセント部分。ここから新しいコンセントに電気を送ります。
今回は変則的な工期なので先にコンセントは結線して仮付けしています。タイルが張りあがったら固定!
取り付け用のネジをつけて、「ここまではタイル開けて下さいね」アピールです、、。
たまにタイル面でネジ穴を隠されると大変なんで、、、。
追加コンセント側も一度固定してケーブルのクセを作っておいて浮かします。
タイル面の器具付けはタイルを割ってしまう可能性もあるので慎重に。
コンセントに付いている黄色テープはタイルを張るときのボンドが付かないようにです。
本来であれば、タイル施工が終わった後にコンセント付けなのですが、今回は改修工事で変則的な収まり。
養生からの作業は慣れてない業者さんからだとストレスなもの。
あらかじめ、こちらでやっておきます。
本当は器具と目地の取り合いなどもしたいところでしたが、これで無事にタイルを貼れると思います。
今回は急なお話でした。ご依頼ありがとうございました。
こういったコンセント1つだけの作業でもお伺いしますので、お気軽にご連絡くださいね。
よろしくお願いします。
カレーご馳走様でした。
先月、下見に行って来たポスティング会社さんの御見積が通り、
工事に行ってきました。
電気はガス・水道と違って【見えない・匂わない】部分が多く、細かい仕様は本社のご担当様とも直接お話する機会を設けていただき、十分にご説明出来ました。
ご納得していただいてからのご発注はお互いに気持ちが良いものです。
ちなみに作業内容は分電盤工事・コンセント増設工事・照明交換工事×2台。
これはまだ作業途中(今回は上の分電盤)。
分電盤作業でその場を離れる際は基本的にフタをします。
お客様が興味を持って覗き込んだりすると思わぬ事故につながります。
立地条件によっては思わぬ小動物、害虫が紛れ込む可能性も有ります。
今回はメーター部分・電源供給部分が離れていたため何かと離れる時間が多いので、
極力移動の手間は少なくしますが、安全・安心のために手間は惜しみません。
写真は撮っていませんが養生シート(マスカテープ)で他のブレーカー部分にネジや端子を落としてショートさせないよう、、、と色々やってます。
分電盤の作業終了後はコンセント増設。モール配線です。
今回はサーバー関係の単独コンセントを設置致しました。棚で隠れる可能性もありましたので抜け止めコンセントに。
事前に机や荷物、棚を移動しておいてくれたお陰でスムーズに作業出来ました。こういうサービスをしておいてくれると、こちらもサービスしたくなっちゃいます。
お次は40w型蛍光灯器具の交換。
本体ソケットが破損し、かなり年数も経っている器具でしたのでLED器具へ変更しました。
普及型の器具であれば細かく修理するより器具交換のほうがお得。
この辺りはメーカーさんのご協力もあるので費用的にもオススメです。
最後は棚下灯の交換。グローランプ(点灯管)やランプを交換しても点灯しないということでした。こちらも古いです、、、安定器の発熱により一部が変色していましたので器具交換。
すぐに交換交換と言うとは何事だ!と言われそうですが、、、メリットが多いので、、、。
引きヒモが左から右に変わりましたがすぐに慣れると思います。
台所によくあるこの棚下灯。「何でもいいから交換して~」と言われますが、
割りと器具選定に悩みます、、、。
ヒモがあるか?コンセントはあるか?光量は?
色々ありますので~。
全て終了すると「明るくなった~!」とお声を頂きました。
実はこの仕事をしていて「明るくなった」という言葉が一番嬉しいです。
灯りには、「部屋などを明るくする機能」と「気分を明るくする効能」があると思います。
もちろん落ち着く灯りも必要です。
電気屋さんは照明1つ交換するのにも考えて器具の選定をしているので、
こういった目に見えない部分の評価もいただいたようですごく嬉しいんです。
私の同級生の勤める会社さんでしたので、その友人に休日出勤までしてもらいおまけにお昼までご馳走(カレーでした)になってしまいました。
こちらの現場はまだまだ東京電力さん区分の工事もあります。
まだまだサポートさせて頂きますのでよろしくお願いします。
御見積の「質」。
先週の水曜日は事務所のほうを閉めさせていただきました。
実は前日も一日作業のため閉めていたのですが、顔を出しに来てくれ方もいたそうで(インスタグラムで知りました、、、)大変失礼致しました。
電話をいただければ転送もしくは留守番電話になっておりますのでお名前、お電話番号のメッセージをお願いします。こちらから必ず折り返し致しますので。
さて水曜日、八王子まで行って来ました。
今度、町田市内の改修工事を行うのですが管轄する東京電力さんの支社が八王子なんです。
最近はインターネットでも届出が可能ですが、お客様の登録内容や動力の契約設備など、これから先、知っておきたい内容があったのであえて行って来ました。
今回は契約容量を上げる内容がメイン。
状況によっては引込み線の張替えや事前協議なども必要。
いざ工事がスタートしてから追加追加とならないようこういった準備は非常~に大切。
下調べを入念に行った甲斐もあり、申請も無事に受理され、後は工事のみとなりました~。
そして、午後の現場は東京駅方面(笑)
八王子滞在時間30分。さっき走ってきたばかりの甲州街道を逆戻りです。
無事に往復80kmほどの移動を終え、エアコンの点検。
内容は暖かい風が出ないとのこと。
お客様(昔からの友人)は既に管理会社さんに修理見積書をいただいていたのですが、ご納得いかないようで、、、。
確かに運転はしないし起動状態も落ち着きません。
圧も上がらない!
念のため他にもメーカーさんの技術部門ともやり取りをしながら点検したのですが、やはりお客様が頂いている見積明細書と同じ内容の不具合が考えられました。
この後、実際に管理会社さんから頂いた御見積書を拝見したのですが金額・内容ともに不備は無く、私からしても妥当と言える内容。
そのことを伝えると「やっぱそんなものか(これぐらいの金額か)」と言われしまいました、、、。
他業者さん・管理会社さんの御見積に不満を持った方からの「御見積チェック!」
のようなお声を掛けていただく(電気水道ガス関係なく)のですが、それ相当の価格。すなわち同業が見てもこれぐらいはかかりますよ。という内容の物もあります。
こういう場合、相見積により金額で判断するのも重要ですが、
御見積書の「質」も同じくらい重要視してください。
変に金額を上乗せされてないか?追加工事の可能性は無いか?部材費・工事費が一式か?別か?
色々と見えてくると思います。
あくまで目安ですけど、、、。
高額でない工事の場合は材工一式で項目を出したほうが気持ちいい部分もあるようですが高額の受注となる場合、
良心的な業者さんは「気合」が入ります。
語弊はありますが
「金額=儲け」ではなく
「金額=緊張感」に繋がるんですよね。
そうした緊張感が御見積書にも反映されてくると思っています。
個人的には。
皆さんも参考にしてみてください。
よろしくお願いします。
東京、また明日も冷え込むようです。
先日、告知いたしました「定休日」に関してですが、完全にお休みというわけでなく、
あらかじめ予定を組んでいただければご対応いたします。
というのも遠方の作業の場合どうしても丸一日かかる場合が多く、日中に戻ってこれない時が有ります。
そういった作業内容の現場を水曜日に実施できればと思っております。
よろしくお願いします。
さてさて、明日20日(金)またまた雪マーク。
本格的には積雪とはならないそうですが予想最高気温が4℃、、、、。
ここまで冷え込むとエアコンも「霜取り運転」を行うため一旦運転が止まることがございます。
↑是非チェックして見て下さい。
暖房運転時、室内機が止まり「ポシューッ」と息抜きするよう音を出し、外機についた霜を落とすための「霜取り運転」に入ります。
ちなみに霜取り運転時は温風が止まり、寒い思いをしますが
霜取り終了後は正常に運転を再開します。
ただし、その霜取り運転時の状態を「故障した」と勘違いされるかたも多いようです。
寒冷地ではこの霜取り時でも頑張ってくれるハイスペックモデルが普及しておりますが、23区内ではなかなかお目にかかりません。
もちろんハイスペックモデルへの交換もオススメしますが、
基本は一枚厚着をする。
カイロ、湯たんぽなどの携帯できるものを使用する。が冬の基本ですかね、、、(こんなこと言うと電気屋失格、、、)。
賃貸物件の場合、エアコンの故障と勘違いし借主様は不動産会社さんへ連絡すると決まって
「室外機にお湯を掛けてください」と言われるようです。
室外機外側のフィン部分をお湯で温めるということみたいです。やられる方は自己責任。
雪が積もって足元が悪い場合は転んでお湯をかぶらないよう注意。
室外機の廻りに物を置かないなど事前に出来る対策もありますので、
詳しくは先ほどのダイキン工業さんのHPでチェックしてみてくださいね。
よろしくお願いします。
メーカーサービス様 ご対応ありがとうございました。
「キッチン照明のカバーが取れないので切れたランプの交換が出来ない」というお問合せ。
事前のお話だと「天井に埋め込まれている」という事で行って来ました。
ユニット一体式LEDダウンライト。
カバー、ランプ部分が一体になっておりLEDダウンライトでよくある設計のものです。
それが実際に行くと点灯しないんです、、、しかも3灯も。
LEDでは調光スイッチや押すと光るスイッチとの相性もありますが、今回は該当なし。
もちろんすぐさま電圧をチェック。こちらも問題なし!
不点灯の結果はLEDユニットの不具合。
国内メーカーの物でしたので保証有効期間で対応してもらいました。
今回はリフォームされた物件をお客様が購入、そのリフォーム時にLEDダウンライトへ変更されたようです。
本来であれば仲介不動産業者さん~施工した業者さん~施工した電気屋さん~と長~い流れを踏むのですが、、、
そもそもお家を購入する前のリフォーム業者さんなんて、簡単に連絡とれるのでしょうか?。
お客様自身は当社に点検依頼をしただけでメーカー保証を受けております。
この辺りのフットワークの軽さは他業種ではなかなか見られないのでは?と思っております。
簡単に書いておりますが、
実際はクロスが張り付いているダウンライトを丁寧に取り外し、電圧をチェック。
型番をチェック。
メーカーへ問い合わせ。
施工での不具合を無いことを報告。
そしてやっと無償出張修理依頼、という手順を踏んでおります。
ダウンライトは外さないと型番もわかりません。
お客様ご自身で出来ることは限られてます。
当社外での施工での不具合・点検もお受けしますのでお気軽にご連絡くださいね。
消防庁広報より。暖房器具の修理について。
少し前のものですが、東京消防庁の広報です。
寝たばこ、コンロは直接火を使いますので警戒する方も多いです。
やはりそれでも火災事例は多いです。温度センサーが付いているコンロも普及しておりますがご注意願います。
電気ストーブでの東京消防庁管内の火災死亡者数、コンロでの火災死者数と同じなんです。火を使わないことから気軽に使えることにより、非常に事故件数も多いです。
本当に火災事故には気をつけていただきたいです。
そして冬の定番と言えば電気コタツ。ヒーター部分とコンセントをつなぐこの「袋打ちコード」。
長い年数使用していると波を打っているツイスト部分が膨れてきます。
ベテランの電気屋さんは通称「コブ」とも言ったりします。
長い時間使用することによりコード自体も熱も持ち、その熱から伸縮を繰り返します。伸縮を繰り返すうち芯線と被覆にズレが生じ、凸凹が大きくなるのです。
コタツが付かなくなってしまった場合、大体は「コードが切れた」と判断され、
お持込されますが凸凹が大きい(使用年数が長い)と修理をお断りさせていただきます。
それだけ長く使っているとヒーター本体の故障も予想されるからです。
これはどこの電気店でも共通だと思いますが、電熱器具(コタツ・ヒーターなど)の修理で少しでも火災・出火が予想される場合は修理不可の対応を取ります。
コタツなどはヒーターユニット一式の交換も可能です。
愛着のある暖房器具を修理したいお気持ちはわかります。
インターネットで直った例を主張される方もいますが、そこは電気店の判断を信じていただきたいです。
ご理解、ご協力をお願い致します。